菅 新汰 |
1997年生まれ。プレゼン製作所プレゼンテーションデザイナー。 |
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望月 正吾 |
株式会社プレゼン製作所取締役。 「プレゼンに遊び心」をモットーとし、「プレゼン百鬼夜行」「プレゼンの探偵」などのエンタテインメントコンテンツでプレゼンのノウハウを伝える。 ミッションは、「世の中から退屈なプレゼンをなくすこと」。著書に、「直感に刺さるプレゼンテーション」「最速で最高に魅せるPowerPointプロフェッショナルテクニック」(技術評論社) |
森本 明日香 |
プレゼンコンシェルジュ。 |
菅 |
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最初、プレゼン製作所って単にスライドをつくる会社なのかなと思っていたのですが、実際入ってみるとそれだけではなくさまざまなことができるということが分かりました。アバター製作や撮影のプロなど、一見プレゼンと関係ない畑のメンバーが沢山います。メンバーのスキルや個性に立脚して「プレゼンに縛られることなくプレゼンに関われる」という点がプレゼン製作所の魅力だと感じています! |
望月 |
プレゼンという核を元に集まっている。組織的にフラットで、自分たちで動いて利益を上げていく。 |
森本 |
まさにティール組織ですよね!一人ひとりが自立して、みんなで組織を作ってるから、お互いをサポートしあえる環境がある。私自身もそうですが、この1年で新しいメンバーが増えましたね。どんな印象ですか? |
望月 |
活動エリア、家庭環境、ライフスタイル、求めるものが違う人達が集まっている。それがいい。 |
森本 |
メンバーの経験値やバックグラウンドが多種多様なところも魅力です。メンバーみずから、オリジナルのアイデアやスキルを発信し、それをサービスの一部としても展開するようになりました。いまは「プレゼンに関することなら何でも」提供できるようになったので、法人のお客様と関係を深め、長い目線でどのようにお役に立つことができるかを実践するフェーズになりましたね。 |
望月 |
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お客様に喜んでもらえる成果物を制作していくんだけど、それは結果なんだよね。デザイナーとしては自分が満足できるものを追求する方が先にある。納期や予算がある中で、デザイナーとして満足出来るものを作って初めて、お客様に満足いただけるものになると思ってる。 |
森本 |
それが真理だと思います。 |
菅 |
僕は全案件、毎回必死です(笑) 。やはり、自分自身で微妙だなと思うものはお客様にとっても微妙で終わってしまうので、自分が楽しいと思えることが結果的にお客様の満足度に繋がると思って製作しています。自分の納得レベルの追求と、かける時間のバランスが難しいですね(笑)。 |
森本 |
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私はプレゼンコンシェルジュとして、お客様と息を合わせる法人営業の役割を担っていますが、試行錯誤の毎日です。お客様に満足いただくものを社内のデザイナーさんに作ってもらうには、「かっこいいもの」お願い!とざっくりお願いした方がその人の良さが発揮できる場合もあれば、詳細まで言語化した方が動けるデザイナーさんもいる。また、お客様が描くイメージをいかに製作開始前に言語化し、形にしていくかも難しいところです。 |
菅 |
頭を働かせるのがまた楽しいところ!ではありますが、コンシェルジュがお客様との間に立って要望を言語化くださることで、デザイナーとして製作に集中できるなど、助かる点がたくさんあります。 |
森本 |
デザインや製作物って表現方法が多彩だから、その状況・その瞬間・そのメンバーだから生み出せる「なまもの」だととらえています。それが見られるのはコンシェルジュの特権です(笑)。 |
森本 |
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若造2人にアドバイスをお願いします! |
望月 |
失敗をたくさんしてください!たくさん失敗を経験するということは、それだけ乗り越える方法が身につくということ。作ったものが簡単にOKになる人生って学習しないし、つまらない!失敗は必ず糧になるよ。 |
菅 森本 |
望月さんのようなマインドを持った人生の先輩がいるから、私たちは安心して仕事ができるんですよね。 |
森本 |
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今後もますますメンバーが増えて楽しくなりそうです。プレゼン製作所は、自立したメンバーの集まりなのでとても心地が良いです。自ら積極的に挑戦したい人が向いているかなと思うのですが、これからどんな人と働いてみたいですか? |
望月 |
「なんかダメな部分も多いんだけど、これだけは!!」というものがある人。 |
菅 |
プレゼン製作所って、自らの才能を輝かせることが出来る場所だと思うんです。新しい提案やアイデアを自らの手で作り続けられる組織であり、その人ならではの輝きを発揮していこうという風土がありますよね。これからも自分の能力やアイデアをどんどん発揮していきたいです! |
望月 |
上司や部下の関係がなく、組織的にフラットだからこそ、人が輝ける場所になるんだよね。個性を発揮して、人が輝ける場所を実現しているのは、すごいことだと思う。 |
菅 |
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世の中では、プレゼンやパワポの作成方法には正解があるように捉えられることも多いけど、プレゼン製作所にいると同じパワポなのに「こんなに多様な魅せ方があるんだ!」と驚かされます。これもいいよね!あれもいいよね!って。 |
森本 |
パワポの魅力をもっと広めたい!世の中の人たちに、こんなに多種多様でステキな魅せ方があるんだよってもっと知ってもらいたいです。 |
望月 |
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世の中から退屈なプレゼンをなくすこと! 昔のプレゼンは「パソコンのスピードが3倍になります!」とか「燃費が半分です!」とかスペック重視だったけど、今は「ライフスタイルの提案」とか自分事としてとらえてもらうための演出の場に変わってきている感じがあります。オーディエンスにとっていかに魅力的に伝えられるか、「こんな風に魅せることが出来るんだ」という驚きを感じてもらえたら本望。 |
菅 |
僕は「全方向に」プレゼンの多様性を増やしていきたい!ビジネスだけではない、例えば教育の分野など、プレゼンという名前はついていないけど、実際は「魅せ場」となっている状況が多くある。そんな日常のプレゼンの世界を楽しくしていきたいと思っています。 |
森本 |
私はプレゼンを通じて、多くの人が自分の考えやサービスをもっと魅力的に伝えられる世界であったらいいなと思います。プレゼンっておしゃれで華やかなイメージがあるけど、本当はプレゼンって日常にあふれているもの。いざ意気込むものをプレゼンだと思うから、苦手意識を持ったり堅苦しくなったりする。もうちょっと崩していきたいですね。 |
菅 |
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いくつになっても新しいことを発見し、面白がることができる人になりたい!面白いものを作って、自分で面白がることが出来る人。現実的には、お客様の意図をくみ取って積極的に提案していくことが出来る人になりたいですね。 | |
望月 森本 |
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真面目になっちゃった(笑)。 | |
森本 |
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私はプレゼン製作所の中のプレゼンコンシェルジュだけでなく、世の中に発信していけるプレゼンコンシェルジュになりたいです。私の周りにはプロの「パワポデザイナー」が30人程いて、その方々が織りなすプレゼンの世界に毎回「感動」する。でも現実のビジネスの世界では、資料作成が苦手で困っている人たちが沢山いて、かなり乖離があることを感じています。 | |
菅 |
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そうなんですね。 | |
森本 |
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私自身はデザインやカッコいいパワポを作ることが苦手だからこそ、資料作成が苦手な人の気持ちも分かる。そこを活かし、パワポでの表現方法や面白さを通して、働く人々の仕事がもっと面白くなったらいいなぁと思います。 | |
菅 |
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望月さんはどうですか? | |
望月 |
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ビジネス以外にプレゼンを広めていきたい。 | |
森本 |
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具体的には? | |
望月 |
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パワポを使ってアカデミー賞作品を作るとか! | |
(全員 テンション爆上がり!!) | |
望月 |
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テレビも映画もパワポで作る時代がくるかもしれない!! 「このテレビCMはパワポで出来ています」とかね! |
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森本 |
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やりたいー!!! | |
と、まだ見ぬ世界に思いを馳せる3人でした。 |